せまいお部屋は、当然のことながら収納スペースも限られます。しかし、収納スペースが限られるならそれなりに片付ける方法はあります。せまいお部屋でも、見え方や収納方法を工夫することで、すっきり片付けることは可能です。お部屋が片付かないと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
せまいお部屋は収納スペースも不足しがち
せまいお部屋は、備え付けの収納スペースが少なく、収納家具を置くスペースも限られます。物理的にせまいのですから、これはしかたがないことです。しかし、そんなお部屋でも、工夫次第で快適な、すっきりした空間に変えられます。
ただ、せまいお部屋といっても、人それぞれ基準は違いますよね?でもご安心ください。この記事で紹介しているのは、どんな「せまいお部屋」でも使える「工夫」なので、広いお部屋にも使えますよ!
せまいお部屋が広く見える工夫
物理的にせまいお部屋でも、工夫次第で広く見せることは十分に可能です。収納を工夫、そして視覚的工夫によりお部屋を広く見せます。
収納家具以外の家具にも収納機能を求める
せまいお部屋には置ける家具の数も限られます。
「せまいお部屋でもベッドを置きたい。」
「せまいお部屋でも仕事用のデスクを置きたい。」
これでさらに収納家具を置くとなると、家具だらけのお部屋になってしまうかもしれません。
せまいお部屋に設置する家具は、収納家具ではなくても収納する機能が備わった家具を選びましょう。
たとえばベッドフレーム。最近は、マットレスの下が大容量の収納スペースになっている開閉式のベッドフレームが人気ですね。
ほかの家具類も、可能なかぎり収納スペースがあるものを選びましょう。
ただし、収納するアイテムを事前に決めておき、それらの大きさや量を把握して、十分なキャパシティがある製品を選ぶことが重要です。
せまいすき間もフル活用
せまいお部屋では、すき間もフルに活用してアイテムを収納しましょう。ワンルームや1Kといった間取りのお部屋でも、限られた収納スペースのほかに、バスルーム、洗濯機置き場、玄関、キッチンがあります。家具を置けば、ちょっとしたすき間もできてしまうはずです。
これらのスペースを有効に活用することで、せまいお部屋の収納力を格段にアップさせることができます。トイレや洗濯機置き場なら、上のスペースに余裕があるはずです。突っ張り棒や突っ張り棚を設置すれば、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、そのほかの日用品をストックできるでしょう。洗濯機置き場の防水パンのサイズが大きい場合は、洗濯機の大きさによっては比較的広いすき間ができる可能性があります。市販の洗濯機ラックを置くと、このような横のすき間も有効に活用できますよ!
せまい集合住宅でも、玄関の収納は充実していることがあります。下駄箱だけではなく、非常持ち出し品や工具ぐらいならしまっておけるスペースが設けられていることが多いので、ぜひ活用を考えてみてください。ただし、玄関収納は湿気がとくにたまりやすいので、収納するアイテムは選んでくださいね。
小さいながらもクローゼットがあるお部屋の場合は、さらに収納力を向上させるために、突っ張り棒やハンガーラックなどの収納グッズを駆使しましょう。ただし、アイテムを詰め込んでしまうと使い勝手が悪くなってしまうので、ほどほどにしてください。
視覚効果でせまいお部屋は広くなる
視覚効果を利用することで、せまいお部屋でも広く見せることができます。実際にスペースが広がるわけではありませんが、びっくりするぐらい効果がありますよ!
明るいインテリアを心がける
人それぞれ好みのカラーはあると思いますが、インテリアをダークカラーで統一すると、どうしても部屋がせまく見えてしまいます。ブラックやネイビーなどのダークカラーは、見る人に圧迫感を覚えさせるためです。
インテリアを明るいカラーで統一すると、その圧迫感がないので、部屋を広く見せられます。もちろん、ダークカラーのアイテムを置いてはいけないのではなく、あくまでメインカラーとしては使わないほうがいいということです。
家具の配置を工夫する
せまいお部屋のスペースを有効活用したいがために、高さのある収納家具を置いたとしましょう。高さがあると、どうしても見る人に圧迫感を与えるため、部屋はせまく見えてしまいます。せまいお部屋に置く収納家具でも、あまり背の高いものは避けて、チェアやベッドに腰掛けたときの目線よりも低い高さのものにしたほうが、部屋を広く見せることが可能です。壁が見えるだけでも人が感じる印象はまったく異なります。
どうしても収納スペースが足りないときは?
物理的にせまいお部屋の収納スペースには限りがあるので、どうしても収納スペースが足りなくなったら、外部のサービスを利用することを考えましょう。空調管理されたトランクルームサービスもリーズナブルな料金で利用できますし、最近はクローゼットに入りきらない洋服を保管してくれるサービスもあります。使用頻度の低いアイテムであれば、このような外部のサービスを利用してもいいでしょう。
まとめ
せまいお部屋でも、工夫次第で収納力をアップして、実際よりも広いお部屋に見せることができます。ご紹介した工夫は、どんなお部屋でも使えるので、みなさんもぜひ取り入れて、快適なお部屋を実現してくださいね。