ゴミ箱が片付けを楽にする?ゴミ箱の選び方を設置場所別に解説

たかがゴミ箱とお考えではありませんか?毎日、必ず使うゴミ箱は機能性がとても大切な、生活に欠かせないグッズです。「ゴミ箱が片付けを楽にする」と言っても言いすぎではありません。これから片付け上手を目指すのであれば、ゴミ箱を設置する場所やゴミ箱のキャパシティの重要性についても知っておくといいですよ!

家庭用のゴミ箱の種類

家庭用のゴミ箱にはさまざまな種類があります。それぞれのゴミ箱は特徴や使い方が異なるため、適切なものを選択することが重要です。

スタンダードタイプのゴミ箱

スタンダードタイプのゴミ箱は、言い換えればオールラウンドタイプのゴミ箱。キッチンでもリビングでも、どこに設置してもそれなりに活躍してくれるシンプルなゴミ箱です。フタ付きなら食品の包装材や食べ残し、生ゴミなども入れておけるので、ニオイや虫の発生しやすいキッチンでも使いやすいでしょう。容量や取り出しやすさ、掃除のしやすさを考慮して選ぶことも忘れずに。

分別タイプのゴミ箱

分別タイプのゴミ箱は、異なる分別区分のゴミを分けて捨てるためのゴミ箱です。複数の仕切りがあり、それぞれのゴミを分別区分ごとに分けられるので、リサイクルゴミ用のゴミ箱として理想的です。もちろん、容量も考慮して適切な製品を選んでください。

スリムタイプのゴミ箱

スリムタイプのゴミ箱は、洗面所やキッチン、書斎のデスク下など、すきまスペースしかないような場所で大活躍してくれます。

ペダルタイプ

キッチンではおなじみのペダルを踏んでフタを開けるタイプのゴミ箱。家事やデスクワークで忙しいときでも、手を離さずにゴミを捨てられます。

ゴミ箱のデザインや形状について

最近は、インテリアの専門店だけではなく、100均でもさまざまな形状、デザインのゴミ箱を目にすることが多くなりました。

シンプルな製品は比較的カラーもおとなしく、清潔感を演出しやすいので、場所を選ばずに設置できます。

少し変わった形状の製品は、生活感が出にくいので、リビングなど、来客がある部屋のゴミ箱に向いています。

ビビッドなカラーのゴミ箱も販売されていますが、これらの製品は設置場所を選ぶかもしれません。設置場所のインテリアや雰囲気を考えて選ぶことが重要です。

ゴミ箱の基本的な選び方

ゴミ箱は、基本的にゴミの種類や分量に合わせて選びます。そのあとで、設置する場所にフィットするスタイルやデザインを検討することになります。

まずは自治体の分別収集についてチェック

自治体ごとにゴミの出し方は異なります。そのため、まずは今一度、お住まいの自治体の分別区分についてチェックしてください。「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」以外にも、「ビン・カン・ペットボトル」「プラスチック」などを分別して処分していると思いますが、これらの分別区分とともに収集頻度もチェックしておきましょう。

つづいてゴミの量をチェック

分別区分と収集頻度をチェックしたら、大まかでかまわないので、それぞれのゴミの排出量をチェックしてください。

ゴミ袋でも紙袋でもいいので、ゴミを実際に入れてみて、普段どれだけのゴミを捨てているのか、その量を目で見て確認しておきましょう。

最後にゴミの量に合わせてゴミ箱を選ぶ

普段、出しているゴミの量を把握したら、いよいよゴミ箱を選びます。ライフスタイルやインテリアのことも考えて、フィットするゴミ箱を選びましょう。設置するスペースのサイズをあらかじめ測って把握しておくことも重要です。

設置場所別の選び方

ゴミ箱の設置場所によっても、選び方が異なります。ここからは、設置場所ごとに選び方のポイントを解説します。

キッチン

キッチンはゴミが多く発生する場所なので、使い勝手が重要です。まずは、キッチンのスペースに合わせてゴミ箱のサイズを選びましょう。キッチンは作業スペースがせまくなりがちなので、できるだけコンパクトなサイズのゴミ箱を選び、キッチンの隅や下に配置することをおすすめします。キッチンは食材のニオイが広がりやすい場所なので、密閉性の高いゴミ箱を選んでニオイの漏れを防ぐことも大切です。

キッチンのゴミ箱を選ぶ際は、作業効率のことも考慮しましょう。キッチンに立っているときは両手がふさがってしまうことも多いので、足踏み式のゴミ箱はとても重宝しますよ!

ゴミ箱のほかにあったらいいのが水切り袋です。水分の多い生ゴミは、そのままゴミ箱に入れてしまうと汁が漏れてしまうことがあります。シンクに水切り袋を置いてそこに入れてからゴミ箱に移すようにすると、生ゴミもストレスなく捨てられますよ。

リビングルームやダイニングルーム

リビングやダイニングなどの共有スペースではゴミ箱のデザインが重要です。リビング用のゴミ箱には、インテリアに合った、生活感を覚えさせないおしゃれなタイプの製品を選びましょう。

洗面所

洗面所は、多くの場合、スペースが限定的なので、コンパクトなサイズのゴミ箱を選んだほうがいいでしょう。円筒形のスタンダードなゴミ箱や、すきまに設置できるスリムなゴミ箱がおすすめです。

書斎などのワークスペース

コロナ禍以降、引き続き書斎や自分のお部屋をワークスペースとして使用している人もいらっしゃると思います。

書斎などのワークスペースで使用するゴミ箱は、デスクまわりに置くのが一般的です。デスクまわりのスペースは限られているため、やはりコンパクトなゴミ箱が適しています。お部屋の雰囲気にマッチしたカラーやデザインのものを、コンパクトタイプやスリムタイプのゴミ箱から選ぶといいでしょう。使い勝手や掃除のしやすさを考えることも忘れずに!

ゴミ箱をうまく使うコツ

家庭用のゴミ箱をうまく使うためのコツをご紹介します。

ゴミの分別を徹底する

当たり前のことですが、ゴミを捨てるときは自治体が定めているとおりに分別を徹底してください。自治体によってはとても細かく分別区分を設定していますが、ルールは必ず守りましょう。最近はリサイクルできる素材が増えているので、環境への負荷をできるだけ小さくし、リサイクルの効率を上げるために必ず協力してください。

適切なサイズのゴミ袋を使用する

ゴミ箱には適切なサイズのゴミ袋を使用しましょう。ゴミ袋が大きすぎるとその分、むだになってしまいますし、小さすぎると袋の破れや漏れのリスクがあります。適切なサイズのゴミ袋を選び、しっかりとゴミ箱に固定してください。

ゴミ箱の近くにゴミ袋を収納する

収納スペースの数やポジションによっては難しいかもしれませんが、ゴミ箱で使用するゴミ袋は、できるだけゴミ箱の近くに収納しておくと、入れ替えのときにストレスがありません。

ニオイ対策をする

キッチンのゴミ箱にはニオイの発生を抑えるための対策が必要です。定期的にゴミ袋を換えるのは当然のこととして、ゴミ箱内の清掃と消臭も忘れないようにしましょう。

まとめ

家庭用のゴミ箱について、選び方やうまく使うコツをご紹介しました。家庭用のゴミ箱は、ゴミの分別区分や量、ゴミ箱の設置場所を考えて選ぶことが重要です。適切なゴミ箱を選び、設置場所の状況に合わせて配置することで、効率よくゴミを扱うことができるようになります。

生活をするうえで、ゴミが出るのはしかたがないことです。しかし、普段からモノを増やさないように努力すると、ゴミの量も減らせますし、お部屋も片付けやすくなりますよ!

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