思い出のモノを整理、収納するには?

みなさんは、思い出のモノをどうやって保管していますか?思い出に関わるアイテムは、毎日のように眺めるわけではありませんし、基本的にただ保管しているだけなので、実は収納スペースを圧迫しているかもしれません。

もしも収納スペースが足りなくて困っているのなら、思い出のモノの処分や整理を検討してみましょう。思い出を残す方法は、ただとっておくだけではありません。

おもな思い出に関わるモノ

人それぞれ感じ方は違っても、思い出として保管しているモノとなると、みなさんだいたい似たようなモノになるのではないでしょうか?

思い出に関わるおもなモノを挙げてみましょう。

ライフイベント

代表的なのは、卒業アルバムや卒業証書でしょう。生まれてから大人になるまでの成長が収められたアルバムやビデオテープ、トロフィーやメダルなどもライフイベントに関わる思い出のモノに含まれます。

時を象徴する思い出

大好きだったおもちゃや趣味のコレクション、雑誌、お気に入りだった洋服、交換日記、手紙などを、今も大切にしている人は多いのではないでしょうか。

プレゼントやお土産

家族や親戚、友人からもらったプレゼントは、思い出としてとっておきたいものです。お土産にいただいた雑貨などは、とくに思い出とは言えないかもしれませんが、何か処分しづらいですよね。

思い出のモノを整理することも考えてみましょう

収納スペースが足りない場合は、思い出のモノを整理することも考えてみましょう。いくら思い出があっても、残念ながら私たちは不死身ではないので、あの世まで思い出を持って行くことはできません。生涯、思い出のモノといっしょにいたとしても、誰かが整理しなければならないのです。それなら、自ら思い出のモノを整理してもいいのではないでしょうか。

思い出のモノを手にとってみる

まず、思い出のモノを手にとって眺めてみましょう。なつかしい気持ちになって、ちょっと時間がかかってしまうかもしれませんが、ここで考えるべきことは、「思い入れの強さ」です。思い出のモノとはいえ、そのモノへの思い入れには強弱があるはずです。それほど思い入れが強くないモノは、実は処分する機会を逸していただけかもしれませんよ。

処分する基準を考えてみる

思い入れがそれほど強くないモノであれば、思い出のモノとはいえ処分できるはずです。ここで少し、思い出のモノを処分すると仮定して、その基準について考えてみましょう。

先に触れたとおり、処分する機会を逸していたモノは処分する対象です。そのほか、以下のようなモノなら処分してもそれほど心が傷つかないのではないでしょうか?

  • デジタルデータとして残せるモノ
  • 恥ずかしいモノ
  • 嫌な思い出がよみがえってくるモノ

私は、このようなモノなら処分できます。

状態が悪く、保存が難しい思い出のモノも処分するしかありません。収納スペースが足りないのですから、大きくかさばる思い出のモノも処分を考えたほうがいいかもしれません。

自分なりに思い出の重さを考えて、処分の基準を考えてみてください。

思い出のモノの処分を考えるときの注意点

思い出のモノを処分するときは、それがほかの人にとっても思い出のモノではないか考えてみてください。処分しようとしているモノが、家族や友達にとって大切な思い出なのであれば、思い出を共有することも考えてみましょう。デジタルデータにできるモノなら、かんたんに思い出を共有できますよ。

思い出のモノを保管・収納する

処分できない思い入れの強いモノに関しては、大切に保管・収納しましょう。

デジタルデータとして残す

アルバムや写真、日記、ノート、手紙、文集など、紙でできたモノならデジタルデータとして残せます。かさばるアルバムは、デジタル化することでスペースを節約しながらも思い出を保存することができます。スキャナーを持っている人はスキャンしてハードディスクやSSDに保存できますが、とても地道な作業になるので、その場合は自炊業者に依頼することを検討しましょう。自炊業者とは、アルバムなどのデジタル化を代行してくれる業者のことです。著作権の存在する書籍等のデジタル化を依頼することはできないので注意してください。

デジタルデータなら紙のように劣化することはないので、思い出を美しいままで残せますよ。

飾って収納

せっかくの思い出ですから、いつでも近くで感じられるように、飾って収納してみてはいかがでしょうか?

トロフィーやメダル、賞状、ぬいぐるみなどなら、棚や額に入れてかんたんに飾れます。

ただし、思い出を多く飾ってしまうと、結局、ほかのモノを置くスペースがなくなってしまうので、ひとつかふたつに限定してください。

リメイクして残す

思い出のモノをリメイクして残すという方法もあります。最近は、ランドセルを小型化してくれるサービスが人気のようですね。思い出のモノが洋服や着物などの布製品であれば、お財布やバッグにリメイクできるので、挑戦してみてはいかがでしょうか?

容量を決めて収納

専用の収納ボックスを用意して、その中に思い出のモノを収納する方法です。専用の収納ボックスはひとつだけ。ここに入る分の思い出のモノしか保管できません。こうして容量を決めてしまえば、思い出のモノがむだに増えることがありません。

トランクルームを利用して保管する

処分する基準を設けても、どうしても思いを振り切ることができないモノが出てくるかもしれません。このようなモノについては保留して、とっておいてもいいでしょう。

今後もとっておく思い出のモノが多くある場合は、家の収納スペースではなく、トランクルームを利用して保管することも考えましょう。最近は安価に利用できる空調管理されたトランクルームもたくさんあります。このようなサービスを利用すれば、ほかのモノに収納スペースを充てられます。

どうしても思い出のモノを処分できないときは

思い出に関わるアイテムを処分することは、感情的に難しいかもしれません。そもそも捨てることが苦手な人ならなおさらです。ただ、いつまでも思い出とともにいられないことは、先ほどもお話ししたとおりです。どうしてもモノを処分できないときは、考え方を変えてみましょう。モノはあくまで思い出のルーツであり、本当に大切なのはその記憶です。収納スペースに困っている状況を考えて、今のあなたにとって必要なのかどうか判断してください。

まとめ

思い出に関わるモノを整理する際は、自分自身と対話しながら進めることが大切です。あなたにとって必要な、思い入れの強いモノを選びながら、整理のプロセスを楽しんでください。

思い出のモノを処分することは、誰にとってもかんたんなことではありません。しかし、思い出のモノのなかには往々にして処分しそびれたモノが含まれています。繰り返しになりますが、思い出をすべてとっておいても、いつかは誰かが処分しなければなりません。いずれそうなるなら今、自分が思い出と向き合って整理をしたほうが、納得できるのではないでしょうか?この記事が、あなたが思い出に向き合うきっかけになれば幸いです。

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