洗濯を楽にするためのアイデア・動線設定と収納方法

洗濯物を洗濯機から取り出して、干して、そして取り込む。さらに取り込んだ衣類をたたんで収納する。洗濯の一連の流れでは、洗濯機からたとえばベランダ、ベランダから取り込み場所のお部屋、そして収納場所へと移動することになります。

洗濯を楽にするためには、この移動距離を短くすることが重要です。

動く距離が短くなれば洗濯は楽に!

冒頭で触れたとおり、移動距離を短くすることで洗濯は確実に楽になります。

洗濯物をベランダで外干ししている場合は、バスルームなど洗濯機から近いスペースに干すと、動線が短くなりますよね。同じように、洗濯物を取り込んでたたむという作業も、干した場所の近くでやればいいわけです。

もちろん、お住まいの状況により動線を短くすることが難しい場合もあるかもしれません。しかし、少しでも動く距離を短くできれば、今よりも負担を軽減できるはずです。

外干しする人が多数派だけど

リンナイ株式会社が2019年におこなった調査によると、洗濯物を干す場合、いい天気の日であれば「外干しする」という人が全体の約66%を占めました。最近は乾燥機付きの洗濯機を使っている人も多いのに、次いで多いのは「部屋干し」で約30%、「乾燥機で乾かす」という人は約3.5%でした。

雨の日は、全体の70%の人が「部屋干し」、「乾燥機で乾かす」という人が約17%、「外干し」が約10%という結果でした。

天気のいい日は洗濯物を外干しすると、たしかによく乾くと思います。しかし、排気ガスや花粉が洗濯物に付着しやすいなどリスクもあるため、最近は部屋干しを推奨する専門家が多いようですね。

部屋干しや乾燥機は「乾きにくい」と感じている人が多いようです。乾燥機は電気代を気にしている人も多いようですね。

参考:リンナイ株式会社 「洗濯」に関する意識調査

https://www.rinnai.co.jp/releases/2019/0521/images/releases20190521.pdf

外干しから部屋干しに切り替えるには?

洗濯機の近くということを考えると、バスルームに干せばもっとも動線を短縮できます。「バスルームに干しても乾かないのでは?」と感じるかもしれませんが、乾燥機を使わなくても、風通しをよくして、さらにサーキュレーターなどで風を送り込んであげれば洗濯物は乾きます。ぜひ試してみてください。

日中、家族が出かけるのであれば、リビングルームに洗濯物を干してもいいでしょう。ベランダや庭に出る必要がない分、動線を短縮できます。リビングルームに干す場合も、エアコンやサーキュレーターを使って空気の流れをつくってあげるといいでしょう。

2階の部屋に干していたのなら、1階の部屋に干す場所を変更するだけでもずいぶん楽になりますよ。

作業を簡略化することで洗濯を楽に

洗濯にかかわる作業を簡略化することで、これまでよりも作業負担を少なくすることが可能です。

ハンガー収納への変更

たとえば、洗濯物をいちいちたたむのを面倒に感じている人は、たたむことをやめてしまえばいいんです!「たたむ収納」から「ハンガー収納」への変更です。さすがにすべての衣類をたたまずに収納することは難しいのですが、ハンガー収納にすれば、ハンガーに干して、そのまま収納できるのでとても楽になります。

衣類の一括管理

家族みんなの衣類を別々ではなく一括で管理してしまえば、収納作業を簡略化できます。洗濯物を取り込んだあと、あちこちの部屋に移動する必要がなくなるので、ずいぶん楽になりますよ。

まとめ

ご紹介したとおり、洗濯は動線を短縮することで楽になります。動線の短縮とともに、「たたむ収納」から「ハンガー収納」に変えるなど、ちょっとした「面倒くさいこと」を解決すれば、洗濯はもっと楽しい作業になります。みなさんもぜひやってみてくださいね。

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