とくにモノがあふれて散らかっているわけではないのに、なぜかそこにいると落ち着かない、心地よくないことがあります。リビングがこのような状態だと、これからの暮らしにも悪影響が出てしまうかもしれません。実はこのようなリビング、一見、片付いているように見えても問題があるんです。
リビングがこんな状態になっていませんか?

もしもあなたのリビングにこれからご紹介するような兆候が見られたら、ぜひ改善してください。
ホコリが積もっている
リビングには、テーブルやソファーなどのインテリア、テレビなどが置かれていることと思います。これらの近くには、マスコットやランプなども置かれているかもしれませんね。とくに散らかっているようには見えなくても、なぜか居心地が悪いと感じるのであれば、これらを近くでよく見てみてください。
ホコリが積もっていないでしょうか?
私たちは、このようなホコリがあることを知らず知らずのうちに自覚しています。だからこそ居心地が悪く感じるんです。しっかり掃除されていれば居心地の悪さを感じることはありません。
テレビ台の上にモノがたくさん置かれている
テレビ台の上にモノがたくさん置かれていると、ごちゃごちゃしてテレビではなく置かれているモノに注意をひかれてしまいます。テレビ台の上には、リモコンなど必要最低限のモノだけを置くようにしたほうがいいでしょう。こうすることにより、テレビに視線を集中しやすくなります。
テレビ台の上のモノを片付ければ掃除もしやすくなるので、ホコリ対策としても効果的ですよ。
テーブルの上にモノがたくさん置かれている
テレビ台同様、モノがたくさん置かれやすい場所がテーブルの上です。テーブルの上は、時計や雑貨ならまだしも、なにかを「とりあえず」置いてしまいがちなので、まずはこの「とりあえず」をやめることが大切です。
新聞やちらし、郵便物がほったらかしになっていませんか?
できれば、軽食や来客のとき以外はテーブルの上にはなにも置かず、すっきりした状態にしておくことをおすすめします。
床にモノがたくさん置かれている
床にモノを直接置いていませんか?たとえモノを整理して置いていたとしても、なにか乱雑な印象を見る人に与えるものです。床にモノを置けないとなると、ソファーやテーブルの上にモノを置いてしまいがちですが、これではまた部屋を乱雑に見せてしまいます。
床にたくさんモノが置かれている部屋は掃除をするのもひと苦労です。そのため、掃除も行き届かず、さらにホコリっぽい居心地の悪い部屋になってしまいます。
モノが多いようであれば、できるだけ処分して掃除をしやすくすることが、居心地のよいリビングにするコツです。
コード類が目立つ
床にモノがたくさん置かれていると不快に感じるように、私たちは雑然としたコード類が目に入ってくると不快に感じます。これはゴミや汚れが目に入ってくるのと同じような感覚です。つまり私たちは、ちょっとした乱れや汚れに、やはりちょっとした不快感を覚えているんですね。小さな不快感を排除することで、リビングを居心地のよいスペースにすることができますよ。
家族みんなが居心地のよいリビングにするために

家族みんなが居心地のよいリビングにするためには、現状の雑多な状況を改善するとともに、以下のようなことが大切です。
家族それぞれの居場所をつくる
リビングにソファーを置いていると子どもたちが独占してしまい、パパやママの居場所がなくなってしまいます。これでは家族団らんにならないので、リビングには家族それぞれが座れる場所を確保することが大切です。もちろん、スペースの都合上、それぞれの居場所を確保することが難しい場合もあると思います。その場合は、隣接するダイニングなど、みんなのコミュニケーションがとれる範囲にそれぞれの居場所を確保するといいでしょう。
ライフスタイルの変化に合わせたカスタマイズを
子どもたちはあっという間に成長します。今はまだよちよち歩きでも、数年後には小学校に通うようになります。子どもたちのライフスタイルが変われば、家族のライフスタイルもその変化に合わせて変わるので、お部屋も変化に合わせてカスタマイズしましょう。
今のお部屋は今の家族のライフスタイルに合ったものであり、5年後、10年後に心地よいと感じられるお部屋とは違います。
家族のライフスタイルに変化があればそれに合わせて少しずつカスタマイズして、みんなが快適に暮らせるスペースをつくりましょう。
まとめ
リビングにかぎらず、ちょっとした乱雑さが居心地の悪さにつながります。その原因の多くはモノの多さです。収納術も大切ですが、その前にモノを少なくすれば、掃除や片付けが楽になります。モノを減らすとともに、家族それぞれのライフスタイルの変化に合わせたお部屋づくりを意識しましょう。