一念発起してお部屋を片付けたのに、もう元に戻ってしまった…こんな経験はありませんか?片付けても、片付けても、なぜかすぐに元に戻ってしまう不思議。なぜこうなってしまうのでしょうか?
片付けてもすぐに元に戻ってしまう理由

片付けてもすぐに元に戻ってしまう。ダイエットに成功したのに、気づいたらリバウンドしてしまうことに似ていますよね。そう、これはまさにリバウンドなんです。
せっかく片付けても元に戻ってしまう。これには当然のことながら理由があります。
むだにモノが多いから
片付け上手の人は、モノをむだに多く所有していません。片付けてもすぐに元に戻ってしまうのは、多くの場合、モノが多すぎるからです。
実は、すぐに元に戻ってしまうのは「片付けたつもりになっていただけ」かもしれません。実際は、むだに多いモノをただきれいに並べただけなので、すぐに元に戻ってしまったような気がしてしまうのです。
家の中に不要なモノがある状態なのに、新たにモノを買ったり、試供品をもらってきたりしてしまうと、片付くはずの部屋も片付きません。
まずはむだに多いモノを処分することから始めましょう。
動線が機能していない
片付け上手の人は、ただ片付けるのがうまいだけではなく、使い勝手を考えて片付けることが得意です。つまり、モノを使いやすいように動線を考えて片付けられます。
片付けてもすぐに元に戻ってしまうのは、動線が機能していないからかもしれません。モノの出し入れのしやすさ、収納と使用する場所との距離などを考慮して動線を設定すると、片付けたモノがすぐに散らかるようなことはありません。
片付け→散らかる→片付け…この悪循環を断ち切るために

多すぎるモノを断捨離したとしても、片付いた部屋がすぐに元に戻ってしまう場合は、片付けることへの心構えが身についていない可能性があります。これまで片付けが苦手だった人は、「収納の極意」よりも、苦手な片付けをやるという気持ち・心構えが身についていないため、なんとなく片付けては元の状態に戻る、という流れから脱出できないのです。
この悪循環を断ち切るためには「面倒くさい」という気持ちに負けずに「使ったら片付ける」という当たり前のことを習慣化する必要があります。これが習慣化できていないと、当然のことながら部屋はすぐに散らかってしまいます。
家族といっしょに暮らしていると、「せっかく片付けたのになんでまた引っ張り出してくるのか…」など理不尽な思いをすることもあるかと思います。パパや子どもたちに片付けの習慣をつけてもらうことも必要ですが、片付けが苦手な人は、「面倒がらずにその都度片付ける」ことを習慣化しましょう。習慣化すれば必ず、この悪循環を断ち切ることができます。
「片付いている」ことは気持ちがいいこと
面倒がらずにその都度片付ける習慣がつくと、いつの間にか片付いていることが気持ちよくなってくるはずです。片付いている状態をキープするということは、こまめに片付けることが苦になっていない状態。片付いていることが気持ちよく感じるようになれば鬼に金棒です。こうなれば、部屋がすぐに散らかってしまうようなことはありません。
片付いていることが気持ちいい、この境地に達するための心構え
片付いていることが気持ちいい…片付けが苦手な人がこの境地に達するためには、やはり考え方を変えなくてはなりません。片付け上手になるために欠かせない感覚や心構えについてお話しします。
違和感に敏感になる
片付けが苦手な人は、きれいに片付けたつもりでも、すぐにその状態を乱してしまうことがあります。机の上をきれいに片付けたのに、すぐにそこに郵便物や鍵を置いてしまう。この郵便物や鍵は、そこにあってはならないモノです。片付け上手はこういうことをしません。なぜなら、あってはならないモノがあると違和感を覚えるからです。
片付けが苦手な人には、この違和感を覚える感覚が欠けています。片付けて、その状態をキープする努力を続けると、この違和感を覚える感覚が養われます。
慣れからの脱却
片付けが苦手な人の多くが、散らかった状態に慣れてしまっています。慣れとは怖いもので、人は散らかった部屋でも、慣れてしまえば生活できてしまいます。全国で「ごみ屋敷」が問題になっていますが、まさにごみに囲まれた状態でも、慣れてしまえばそんな不潔な場所で生活することすら苦にならなくなってしまうのです。
ごみ屋敷は極端な例ですが、散らかっていることへの慣れから脱却することは、片付け上手になるための第一歩と言えるかもしれませんね。
まとめ

片付けてもすぐに元に戻ってしまう部屋。モノが明らかに多いなど、いくつかの理由はありますが、片付けが苦手な人は、心の持ちようから変えていく必要があるでしょう。散らかっていることへの慣れから脱却して、散らかっていることに違和感を覚えるようになったら、もうあなたは片付け上手です。