階段下収納・意外に広いけれども使いづらいスペースをむだなく使うアイデア

階段の下には比較的大きなスペースがあり、収納として利用している人も多いと思います。しかし、階段下収納は広さも形状もまちまち。そのため、使いにくいという難点があります。この記事では、階段下収納をもっと有効に活用するためのアイデアを紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

階段下収納になにを入れていますか?

階段下収納。皆様はなにを入れていますか?私の実家の階段収納は、なんとも言えないスペースでした。天井が低いスペースと高いスペース、2ヶ所の階段下収納がありましたが、低いスペースにはストックの食料が、高いスペースには工具や掃除グッズ、かさなどが詰め込まれていたものです。

階段下収納はけっこう広いのですが、形状がいびつな場合もあり使いにくいですよね。このように特徴のあるスペースを有効に使うためにはどんなモノを収納すればいいのでしょうか?

これは、状況によるとしか言えません。

階段下収納がリビングの外にある場合は、掃除グッズやかさ、スポーツ用品、ストックなどの置き場として利用するのが向いています。

一方、階段下収納がリビングにある場合は、クローゼット代わりにしてもいいでしょう。子どもがいるご家庭の場合は、おもちゃなど子どものモノをしまうスペースとして利用してもいいですね。

いずれにしても、突っ張り棒や棚などを駆使することが、階段下収納を有効に活用するためにはとても重要です。

階段下収納を整理して使い方を見直してみましょう

階段下収納は、意外に広さがあるので有効に使えていないのではとてももったいない!まずは一度、階段下収納に入れてあるモノを全部出してみて、スペースのベストな使い方について考えてみましょう。

すべて出す

使いにくいように思える階段下収納ですが、すでに長い間同じ家に住みつづけているのであれば、ストックやなにやら、たくさんのモノが入れられていることと思います。奥まったところに入れたまま忘れ去られているモノもあるかもしれないので、すべてのモノを収納の外に出してみてください。

モノを仕分ける

長年、階段下収納に保管されていたモノで、初めて外に出したようなモノは、おそらく今後も使うことがないモノです。災害時用の持ち出し品などを保管していた場合は、中身をチェックしてください。使えない災害グッズ、賞味期限の切れた非常食を保管していても役に立たないので、新しい製品と入れ替えましょう。

ストックの食品に関しても、賞味期限が近づいているのであれば、食べて新しい製品に入れ替えましょう。

長年使っていないモノは不要と判断して処分してください。貴重なスペースを不要なモノのために使うのはむだなことです。必要なモノのためにスペースを空けてください。

保管するモノを決める

現在、階段下収納に保管されているモノを仕分けたら、それらのモノを含めて、今後、階段下収納に保管するモノを決めてください。

先ほどご紹介したとおり、家により階段下収納のある位置には違いがあるので、使い方も若干異なります。しかし、保管するモノを決める際の考え方は同じです。基準となるのは「使用する場所」。階段下収納がリビングにある場合はリビングで使うモノをストックしておくのに向いていますが、リビングの外、洗面所の近くにある場合は洗面所で使うモノをストックするのに向いています。このように考えて保管するモノを決めるといいでしょう。こうすることで片付けの効率を上げることができますよ。

もちろん、使用する場所だけでは保管するモノを決めづらいこともあると思います。このような場合は「なにを保管したら便利か」という基準で保管するモノを決めるといいでしょう。

グループ分けとラベル表示

階段下収納に保管するモノが決まったら、モノをグループに分類します。たとえば、「食べ物のストック」「ボディソープやシャンプーなどの詰め替えストック」など、用途や使用頻度が近いモノをグループ分けしてボックスなどに詰めてください。この際、中身がわかるようにラベルを貼っておきます。

階段下収納のスペースをむだなく使うためのアイデア

ここまでお話ししてきたように、保管するモノを決めてグループ分け、ラベル表示をすれば、階段下収納はこれまでよりもはるかに使いやすくなります。しかし、特殊な形状をしている階段下収納のスペースをむだなく使うためには、ちょっとした工夫が必要です。階段下収納のスペースを有効に活用するためのアイデアをいくつかご紹介します。

高さ違いのラックを活用する(天井高が異なる場合)

階段下収納の内部は、天井の高さが違っていることもめずらしくありません。このような場合は高さ違いのラックを設置すると、スペースを有効に活用できるようになります。同一シリーズの製品を使えば、棚の高さまでしっかり合わせられるのでモノを整理整頓しやすくなります。

キャスター付きのラックを活用する(天井が低い場合)

階段下収納の天井が低い場合は、奥のほうに入れたモノを取り出すのが大変です。このような場合は、キャスター付きのラックを活用すると、モノを楽に取り出せます。台車を準備して、その上にラックやボックスをのせて保管してもいいでしょう。

突っ張り棒を活用する

ある程度高さのある階段下収納なら、上部のスペースを有効に使うために突っ張り棒を設置するといいでしょう。衣類やかさなど吊せるモノの保管にはベストです。ボックス類を上部に保管したい場合は突っ張り棚を設置するといいでしょう。

階段下収納を快適に使うために

階段下収納には風通しが悪いという弱点があります。そのため、湿気対策はとても重要です。この湿気対策を含め、階段下収納を快適に使うためのアイデアをご紹介します。

サーキュレーターや除湿剤で湿気対策

構造上、風通しが悪い階段下収納には、除湿剤を設置するとともに、ときどきサーキュレーターを回して新鮮な空気を循環させることが重要です。これらの作業を怠ると、カビが発生する可能性があります。

ライトを設置

階段下収納の内部は暗いので、ライトがない場合は家電店などで手に入るシンプルなライトを設置するととても便利です。

まとめ

階段下収納は、意外に広いスペースがあるものの、高さや形状の関係で使いづらいという短所があります。しかし、工夫することでスペースを有効に活用することが可能です。この記事でご紹介したことを参考に、階段下収納の使い方を見直してみてください。

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